企業型確定拠出年金の課題 2

運用で300万円もの差が出かねない? だから知っておきたい業界の構造

  • 公開日:2020.03.25

企業型DCは拠出時の税控除、運用益に対する非課税などさまざまなメリットがある制度です。うまく活用できれば、将来に備えた資産形成に寄与すると思われます。そのためにも、運用商品の選択はとても重要です。なぜなら、企業型DCの資産運用は長期の運用となるため、手数料や運用成績が毎年1%違うだけでも、積み立てられる金額に大きな違いが生じるからです。

例えば、毎月の掛け金を3万円かつ20歳から60歳まで企業型DCで運用を行った場合を想定します。下図は年率のパフォーマンスが0%/1% /2%/3%での積立額を計算したものです。

年間の平均収益率が1%違うだけでも、40年経てば300万円以上の違いが発生することになります(利回りが0%以上と仮定)。なぜこれだけの違いが発生するのかというと、期間が長いことと複利効果によるものです。

短期的にはわずかな違いであっても、長い年月を経過すると無視できない違いを生むことになります。そのためにも企業型DCでの資産運用により注意を払い、賢い商品選択を行うことが必要なのです。

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著者

木須 貴司 野村證券 フィデューシャリー・マネジメント部 シニアコンサルタント
木須 貴司
フィデューシャリー・マネジメント部にて企業年金(DBおよび企業型DC)向けコンサルティングおよび年金運用に関するリサーチを行う。DCプランナー(企業年金総合プランナー)、日本証券アナリスト協会認定アナリスト。

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