新時代の資産のアドバイザー IFAに転身した人たち 1

給与に不満はなく、人間関係も良好だった証券マンが、IFAを選んだ理由

  • 公開日:2020.04.17

「2つ目の理由は転勤です。金融機関に属している以上、転勤が伴うのは当然かもしれません。しかしそれは、お客さまと長期にわたってリレーションシップを築いていくのが困難であることを意味します。前職の証券会社では、3年~5年に一度、転勤がありました。転勤後は、それまでのお客さまのフォローができなくなってしまいます」。

言うまでもなく、資産運用は長期の目線で捉えることが重要になります。室田さんも、「2~3年の短期的な話ではなく10年、20年と中長期にわたってアドバイスをしていきながら、最後まで責任を持ってお付き合いしていきたいと考えていました」とのこと。そのためには、担当者が変わらず長期的なリレーションを築ける仕組みが必要不可欠だったわけです。

「これらの理由から転職を考え始め、当初は他の証券会社や銀行への転職を考えていました。しかし、他の金融機関の知り合いから話を聞くと、多少の違いはあっても根本的な内情はどの会社も同じでした」。

そんなときに話を聞いたのが、すでにIFAとしてビジネスを始めていた先輩だったそう。「先輩の話から、金融機関に属していないからこそできるIFAの強みを知りました。独立系なので販売ノルマはなく、転勤もありません。本来、私がお客さまへ伝えていきたかったお金の話を、中立的な立場から伝えていくこともできます」。

また、資産運用だけでなく、相続、贈与、住宅ローンなど商品にとらわれず、「お金の専門家として総合的なコンサルティングができる点もIFAの魅力だと感じた」とのこと。

「お客さまの立場からすると、銀行や証券会社を頼るのが一般的だった時代から、新たなチャネルであるIFAを活用することで、より長期的な運用や総合的なコンサルティングを受けことができるはずです。また、担当者が変わらないため、お子さんやお孫さんへの資産承継や運用のご相談もしやすい環境にあると思います」。

IFAに転身したことで、充実した毎日を送っているという室田さん。最後に今後の抱負を、次のように話してくれました。

「これからの時代は大手金融機関の看板ではなく、信頼できるアドバイザーを投資家の皆さま自身が選ぶ時代になっていくと思います。今後もIFAとして、お客さまに選ばれる存在であり続けたいですし、ご一緒に金融リテラシーを高めながら、一生涯寄り添っていきたいと考えています」。

少子高齢化がさらに進展する中で、資産運用は特別なものではなく、誰もが行う当たり前のものになりつつあります。しかも、そんな当たり前の資産運用は長期の目線で考える必要があり、だからこそ「どの金融機関」ではなく、「誰に」相談するのかが重要で、IFAにスポットが当たってきたということでもあるのでしょう。

次回は、さらに別のIFAの方にもお話を伺ってみたいと思います。

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Finasee編集部
金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。

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