悩みと価値観で分類!3つに分かれるFPのタイプとは?

  • 公開日:2020.05.07

●「お金の専門家」に相談したい人は約6割に上る
●FP選びでは価値観・役割を重視しよう
●得意ジャンルで見分けるFPのタイプ

お金に関する相談に応えるFP(ファイナンシャルプランナー)。その名称こそ知っていても、実際に相談したことのある人は少ないのでは。しかし、FPの活躍フィールドは個別相談のほか、セミナー講師やメディアへの出演、書籍の執筆など多岐にわたり、中には無料で彼らの知見に触れられるものもある。保険や住宅ローン、家計相談や資産運用など、得意分野もそれぞれで異なる。コロナショックによる経済不安が高まり、一般家庭においても「家計の健全性」に関心が集まる中、銀行や保険代理店などに所属しない独立系のFP事務所でアドバイスに当たるFPに「FPの真の活用法」を聞いてみた。

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FPといえば、生命保険の見直しや家計相談がまず思い浮かぶと思います。しかし、そうした相談にとどまらず、もっと多くの人に、もっとさまざまなシーンで活用してほしいと思っています。そこで、私が日ごろ考えている、FPの真の活用法についてお伝えします。

日本FP協会の「世代別比較 くらしとお金に関する調査2018」によれば、人生 100 年時代に備えて、FPなどのお金の専門家に、ライフプランの作成に際して「相談したいことがある」と答えた人は60.6%でした。世代別に見ていくと、全世代を通じて「FPに相談したいこと」がある人は半数以上を占めていますが、特に若い世代ほど相談したいと思っている人は多くなっています。相談したいことの第1位は「老後の生活設計」で62.7%。しかも、全世代通じて1位ですから、どの世代にとっても大きな関心がある問題のようです。

他方、その他については世代によって傾向が異なります。「家計管理や貯蓄方法」は20~40代に多く、「住まいにかかる費用、住まいのあり方」、「子ども・孫の教育費」を挙げる人は20~30代に多い傾向です。若い世代は、お金の基本的なことや、これからかかる住宅費や教育費をどうしたらいいのか、といったことに関心があるからでしょう。

「老後の生活設計」について相談したいと思っているのは50代がもっとも多くなりますが、老後を目前に控えて、不安になることもいろいろ出てくるのではないかと思われます。60~70代では「相続」、70代では「介護費用」と、シニア世代の関心事が並びます。

では、これらの問題について、どのようなFPに相談するとよいのでしょうか。

FPはそれぞれ、「住宅ローンに強い」、「相続対策が専門」などといった得意分野を掲げていることがあります。確かに、住宅ローンの相談なら住宅ローンに強いFPを探せばいいように思うかもしれません。しかし、それではピンポイントな相談しかできません。

お金の問題は、生きている限りついて回ります。そして、解決方法はひとつではありません。なぜなら、解決策は、自分自身や周囲の人達の価値観に大きく影響を受けるものだからです。ですから、お金の相談をするときには、得意分野だけではなく、価値観を共有できるFPを選ぶことが大切です。さらに、FPにどんな役割を望むのか、具体的にイメージできると、しっかりと活用でき、暮らしに生かすことができます。

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著者

タケイ啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)
タケイ啓子
36歳で離婚、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職し、営業を経験。その後、保険の総合代理店に転職し、保険の電話相談業務に従事。生命保険の見直し相談や、保険のしくみの解説などを中心に約1万件の相談に応じる。順調に思えたが、43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。
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