“お金のかかりつけ医” IFAのアドバイス事例

2億円もの資産を「証券会社でも銀行でもない」IFAに任せた理由

  • 公開日:2020.05.20

●「大手証券でも金融機関でもないIFAって、本当に大丈夫なの?」
●証券アナリストからの客観的なアドバイスに心は動いたが……
●投資家の声を聞ける「お客様交流会」で、不安解消

資産運用、自己流でやってきたけど、今のままでいいのかな? 相続のこと、なんとなく不安だけど、誰に聞けばいいのか……。そんな悩みに中立的な立場から答えてくれるのがIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)です。他の金融機関と比べて、長期的な視点でさまざまな相談に応じるといわれているIFAですが、彼らは相談者に対し、実際にどんなアドバイスをしているのでしょうか。印象深かった相談内容をIFAに振り返って語ってもらうシリーズ連載第2回は、シニア世代に特化した資産運用のアドバイスが好評のアンバー・アセット・マネジメントでアドバイザーを務める細田悠里さんにお聞きしました。

今回は当社の資産運用セミナーにご参加いただき、その後個別相談を希望された村井美智子さん(仮名、72歳)のケースをご紹介します。

 

相談者:

 村井 美智子さん(仮名・72) 弁護士

村井さんは弁護士というキャリアをお持ちのうえ、投資信託と債券、不動産など2億円を超える資産も保有されていました。しかし、利益を期待して購入した投資信託でほとんど成果を出せていないことに不満を持ち、セミナーに参加されたといいます。

私たちが主催するセミナーでは、個人投資家が冒しやすい典型的な失敗例を紹介しています。具体的には、毎月分配型投信、テーマ型投信、新興国通貨建て債券、ファンドラップ、仕組債、市況予想に基づく個別株売買の6パターン。これらの商品は、それ自体が悪いわけではありませんが、メリットばかり強調され問題点が見落とされることが多く、いずれも自身のニーズに合わないのに保有している人がとても多いのです。この話を聞いた村井さんは「私の資産運用も、この失敗に当てはまっているかもしれない」と個別相談を希望されました。

初回の面談では、運用の現状とお悩み、どんな資産運用を希望されているかなどについてヒアリングしました。大手証券で勧められるままに購入したという3本の投資信託の種類は、それぞれ毎月分配型とテーマ型、レバレッジ型で、毎月分配型の投資信託に関しては、すでに元本を600万円も棄損していました。

利益が出ている商品もあるのでトータルではトントンでしたが、10年も投資したのに成果がほぼゼロという状態には、当然ながら納得がいかない様子。また、大手証券の営業担当者には、商品の提案に来るばかりで、投資した後のフォローがない点も不満を抱えていたようでした。

「安心して、長期で続けられる投資がしたいんです。今の商品でそれは可能なのでしょうか?」

これは、彼女が抱いていた最も大きな疑問でした。そこで、中立的なアドバイスを受けようと当社にいらしたわけです。しかし、だからといって私や当社を全面的に信頼しているわけでもないようです。

「説明は理解できたけれど、アンバー・アセット・マネジメントさんって初めて聞く名前の会社だし、しくみがよくわからない。そもそも、大手でも金融機関でもないですよね……」

その率直な言葉からは、「確たる企業規模や歴史もないのに信頼できるアドバイザーなんて、本当にいるのだろうか」という不安がにじみ出ていました。

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著者

細田 悠里 アンバー・アセット・マネジメント 東京支店長
細田 悠里
大学卒業後に三菱UFJモルガンスタンレー証券へ入社、富裕層向けの資産コンサルタントとして活躍。その後、お客さまのためのコンサルティング、という理念を実現するべく、欧米では当たり前となっている、独立金融アドバイザリー会社のアンバー・アセット・マネジメントに加わる。資産運用でお困りの個人投資家へ、独立・中立的な立場からアドバイザリーサービスを提供している。公益社団法人日本証券アナリスト協会認定アナリストCMA。
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