「コロナで確定拠出年金がマイナスに…」 資産配分の見直し方法は?

  • 公開日:2020.06.12

確定拠出年金内で資産配分を見直す方法も有効ですが、最終的には、自分が保有する資産全体で配分の見直しをする必要があります。まず、金融資産全体でどれくらいの金額があるのか、金融資産全体における確定拠出年金の占有率などを把握しましょう。


加えて、資産をリスク資産(株式、投資信託など)と無リスク資産(現金・預金・個人向け国債)、国内と海外に分けて、バランスを見て、調整しましょう。たとえば、資産全体で無リスク資産50:リスク資産(確定拠出年金含む)50という配分比率で資産運用していたところ、株などのリスク資産が順調に増えて30:70になったとします。この場合、今後仮にリスク資産が値下がりしたときに資産が受けるダメージが相対的に高まるため、確定拠出年金以外のリスク資産を一部現金化して、無リスク資産とリスク資産の比率を元に戻したほうが良いかもしれません。

また、今回のコロナ相場によって、投資の冷え込みだけでなく、今後の勤労収入も減る可能性が高い状況です。そんなときに、現預金が給料の手取り6か月分から1年分はあると、なんとか暮らしていけるという安心材料にもなるので、現金比率を多くしておくことも考えても良いかもしれません。確定拠出年金は便利でお得な制度ですが、自動的に資産を増やしてくれるわけではありません。年に一度、運用状況のレポートが届くタイミングでチェックをする習慣をつけて、老後の安心につなげましょう。


レポートで確認する他にも、記録関連運営管理機関のインターネットやコールセンターなどでも運用実績の照会や商品の配分変更、スイッチングなどもできます。レポートが送られてくるときに、加入者サイトの使い方に関する説明書なども同封されていることもあるので、ぜひ、この機会に加入者サイトでも確認してみましょう。

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著者

高山 一恵 ファイナンシャルプランナー
高山 一恵
Money&You取締役。慶應義塾大学卒業。2005年に女性向けFPオフィス、エフピーウーマンを設立。10年間取締役を務めたのち、現職へ。女性のための、一生涯の「お金の相談パートナー」が見つかる場『FP Café』を運営。全国で講演・執筆活動・相談業務を行い、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。
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