2020年夏のボーナスは減額が多数! 後悔しない7つの活用術とは?

2020年夏のボーナス減額が続出! 後悔しない7つの活用術とは?

  • 公開日:2020.07.17

Editor's Eye

コロナショックの影響もあり、夏のボーナスは各社ダウンの模様……。しかし、減ってしまったからこそ、“貴重なボーナス”は、戦略的に使うべきでしょう。今年のボーナスを賢く使うための考え方や具体的アイデアについて、住宅総合相談からライフプランの相談まで実績豊富なファイナンシャルプランナーの松浦建二さんに教えていただきました。

新型コロナウイルス感染症の影響で、私たちの行動スタイルが大きく変化しました。3密を回避するために移動が大きく制限され、制限が解除された今でも職場や旅行へ行く機会は減り、外食する機会もまた大きく減りました。その代わり、自宅でできるネットショッピングや動画サービス等の需要が増えています。こうした変化はそれぞれの企業の業績にも当然影響し、業績が伸びている企業もあるものの、どちらかと言えば業績が悪化している企業の方が多いのではないでしょうか。

業績が悪化すれば、そこで働いている人のボーナスも減るでしょう。すでに、日本経済団体連合会が6月に発表した「2020年夏季賞与・一時金」(第1回集計)の妥結状況では、夏のボーナスの平均は92万5947円で、前年比で6.0%減少することが分かっています。昨今の状況では冬のボーナスにも影響しそうですが、家計においては、ボーナスを例年以上に有効に活用することが必要でしょう。

何に使うべきかの優先順位は個々によって当然違うので、一般論として受け止めて下さい。家計の収支を改善し、さらに資産形成をしていくには下記の3つの方法があります。消費税増税や新型コロナウイルス感染症の影響で、しばらくは収入増を期待しづらいことから、支出を減らす“守り中心”の考えでいくのがよさそうです。

収入を増やす……厳しい状況下では多くの場合、期待薄
支出を減らす……公的支援もあり、今最も力を入れたい
運用で増やす……超低金利時代でも期待できる手段を

そこで、ボーナスで「支出を減らし、運用で増やす」ための“すぐにできる具体的アイデア”を解説します。

借金がある人は、まずは返済を
ボーナスの使い道で最優先したいのは借金の返済です。特に借入金利の高いものはボーナスで一括返済しましょう。住宅ローンは借入額が大きいことから、繰り上げ返済すると節約効果は大きいですが、金利がかなり低いので優先度は低いです。住宅ローン控除の額が減らないように気を付けたいのと、手元のお金を減らし過ぎて、非常時に困ることのないよう気を付けましょう。

公的補助付きの地域の買物券をまとめて購入
全国の自治体では、地元で使えるお得な買い物券を発行しています。どれだけお得かは自治体によって違いますが、イメージとして1万円で1万1000円や1万2000円分の買い物ができる券を発売しています。発売期間は限られており、世帯当たりの購入額にも限度がありますが、あなたの日々の暮らし、買い物にとって使いやすそう(無駄にならなそう)な内容であれば、なるべく多く購入して、今後の支出に備えてはいかがでしょうか。

格安チケット販売店で割引券の購入
大都市の主要ターミナル駅を中心に、様々な割引券等を販売しているチケット販売店があります。近い将来使う(行く)予定のスーパーマーケットや家電量販店、飲食店、レジャー施設等の割引券が運良く見つかれば、購入しておきましょう。注意点としては、お得になる額はあまり大きくないかもしれないので、わざわざ交通費をかけて買いに行くべきではありません。かえってその出費によって、“得”が相殺される可能性があります。また、支払いにクレジットカードは利用できず現金のみである点も注意してください。

「まとめ払い」をして、割引させる
月払いを年払いに変更すると、支払額が割引されるものがあります。例えば、保険や年金、雑誌定期購読等で、現在月払いをしていて今後も継続して払う予定なら、確認してみましょう。注意点としては、長期間継続する保険等の新規加入で新たに年払いを始めると、来年以降も同じ時期に年払いでの支払いになります。継続していけるよう、来年以降の支払いのことも想定して始めるようにしましょう。

「Go Toトラベル」を利用
宿泊・日帰り旅行代金を半額程度税金で補助してもらえる「Go To トラベル」が今夏に予定されています。これは新型コロナウイルス感染症の影響で大打撃を受けた宿泊業界や飲食業界を、税金を投入して支援する「Go To キャンペーン」の一環です。7月に入って感染者数が再び増えており、当面は旅行に行ける状況ではないかもしれませんが、もし遠出するのであれば、補助を受けることで費用の節約ができます。

ふるさと納税にトライ
制度ができてから10年超経過し、いろいろと問題が発生しましたが、結果として多くの人に知られる制度となりました。居住地への納税額は減ってしまいますが、生活防衛のために食料品等の生活必需品を返礼品として期待するのもよいでしょう。これから秋にかけてお米や野菜、フルーツなどは旬の時期を迎えます。税制面のメリットを活かしながら美味しいものを食べられるのは魅力的です。「ふるさとチョイス」のホームページでは、所得税の還付額や住民税の控除額のシミュレーションもできます。

NISA活用で資産形成
せっかくのボーナスを消費に使うのではなく資産形成に活用していくのであれば、預金ではなく、税制面でのサポートがあるNISAを活用するのがおすすめです。NISAは特定の条件下であれば、株式や投資信託の売却益・配当が非課税になります。NISAには3種類(NISA・つみたてNISA・ジュニアNISA)あるので、投資経験や資産状況等を踏まえて自分に合ったものを選択するとよいでしょう。未経験者はまず証券会社等の金融機関でNISA口座開設が必要です。さらに未経験者が投資を始めるのなら、まずは信託報酬が低いインデックス型投資信託から始めるのが安心でしょう。

ボーナスの使い道のアイデアでした。ここに挙げた7つの方法でボーナスを使い切ってしまう人も多いのではないでしょうか。また、今回は支出を抑え、資産形成するための方法を紹介しましたが、もちろん収入アップについて考えるのも1つの手です。収入を増やすために、副業に挑戦したりフリマアプリに不用品を出品したりして、本業以外の収入も増やし、収支を改善していく方法もあります。この先のコロナの状況や景気がどのようになるのか、ひいてはどのような生活を送れるのかまだ分かりませんが、分からないからこそ、今できる最善のことを一つ一つ実行していきましょう。

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著者

松浦 建二 ファイナンシャルプランナー
松浦 建二
CFP(R)認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。1990年青山学院大学卒。大手住宅メーカーから外資系生命保険会社に転職し、個人の生命保険を活用したリスク対策や資産形成、相続対策、法人の税対策、事業保障対策等のコンサルティング営業を経験。2002年からファイナンシャルプランナーとして主に個人のライフプラン、生命保険設計、住宅購入総合サポート等の相談業務を行っているほか、FPに関する講演や執筆等も行っている。青山学院大学非常勤講師。

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