iDeCoで買える投資信託ランキング

iDeCoで買える投資信託は何が人気なの? 2019年に選ばれた商品をランキング

  • 公開日:2020.08.26

Editor's Eye

個人型確定拠出年金は2017年に大きな制度改正があり、「iDeCo(イデコ)」という愛称も決まったことで普及が一気に加速しました。最近iDeCoの利用を始めたという人も多いでしょうが、いざ商品選択という段階になると、何を選んでいいのか分からないという声も聞こえてくるようです。そこで、iDeCoを利用して購入できる投資信託のうち、2019年にはどんな商品が選ばれていたのかをランキングしてみました。

今年5月の年金制度改正法の成立によって、利用者の範囲がさらに拡大されることになり、ますます注目が高まっているiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)。読者の皆さんの中にも、すでにiDeCoを活用している人がかなりいるのではないでしょうか。

もっとも、iDeCo自体は利用していても、どんな投資信託を選んでいいのか分からず、取りあえず定期預金にしているという人も少なくないようです。確かに、投資信託にはさまざまな種類がある上、愛称が付いていたり、「〇〇決算型」のように同じ投資信託なのに複数のタイプがあったりして、とても複雑な印象もあります。

だからこそ、他の人がどんな投資信託を持っているのかが気になるところですが、お金に関することなので、知り合いに直接聞くのはちょっと気が引けるという人も多いはず。そこで、iDeCoを利用して購入できる投資信託のうち、何が「売れ筋」となっているのかをランキングにしてお見せしたいと思います。

以下は2019年の1年間で、資金流入額が多かった投資信託のベスト20を一覧にしたものです。

「資金流入額」というのは、投資信託の設定額(投資家が購入した額)から解約額(売却した額)を引いた金額で、ある一定の期間にその投資信託にどれだけお金が集まったのかを示すものです。例えば、ランキングのトップである「東京海上・円資産バランスファンド(年1回決算型)」には、1年間で約1600億円もの資金が流入したわけで、それだけ多くの人が購入した投資信託だということになりますね。

ただし、この数字は日本の投資信託市場全体の数字で、iDeCoを利用して購入された金額だけではなく、証券会社や銀行などで販売されたもの、あるいは企業型確定拠出年金で選択されたものも含む金額ですので、その点にはご注意ください。それでも、日本の投資家が2019年にどんな投資信託を購入していたのかを表す、目安になるのは確かでしょう。

このランキングを見てみると、1位の「東京海上・円資産バランスファンド(年1回決算型)」をはじめ、上位4本は全て複合資産型(バランス型)というタイプであることが分かります。このタイプは国内外の株式や債券といった複数の資産を投資対象とし、投資の基本である「分散投資」を1つの商品で実現できるため、投資初心者にも適した「王道」の投資信託だと言ってもいいでしょう。

もちろん、同じ複合資産型でも特徴は異なり、それは主に各資産の配分比率によって決まります。例えば「東京海上・円資産バランスファンド(年1回決算型)」であれば、国内債券70%、国内株式15%、国内REIT(不動産投資信託)15%の比率で投資するのが基本となっています。一般に債券の比率が高いほどリスクは低いと言われ、しかも同ファンドの場合は全て為替リスクのない国内の資産を投資対象にしていますから、かなりリスクが低いタイプの投資信託と言えます。

また、2位、4位、8位にはそれぞれ「マイバランス」の30、50、70が入っていますが、この数字は株式への投資比率の目安を示すものですから、数字が大きいほどリスクが高くなっているわけです。このように、複合資産型の場合は投資対象資産の配分比率に応じて、自分に適した商品を選択するのが基本となります。

その他のタイプで目立つのは、5位の「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」など先進国の株式、あるいは先進国の中でも米国の株式のみを投資対象とするものです。当然、これらは複合資産型よりもリスクは高くなっています。

ただ、iDeCoであれば自ずと積立投資の仕組みを活用することになり、時間分散の効果が期待できるため、ある程度のリスクを取ってもいいと考えられます。基本的には老後の備えとなる資金ですから、長期での投資となるケースが多いはずで、特に年齢が若い人であれば外国株式型(先進国)のみに投資するという選択も十分にあり得るでしょう。

このように、今回のランキングでは複合資産型と外国株式型が上位を占める結果となりましたが、iDeCoにおける商品選択という視点で考えても、この2つのタイプが代表的な選択肢と言えるかもしれません。あとは自身の投資期間、どれくらいの損失に耐えられそうかというリスク許容度などを考慮しながら商品を選べばいいわけです。

今回のランキングの対象になった投資信託は、いずれもiDeCoで取り扱われているものではありますが、当然のことながら、金融機関によって商品ラインアップは異なります。ランキングに入っている投資信託が全くないというケースもあるでしょうが、2019年に日本全体ではどんな商品が選択されていたのかを示すものとして、参考材料の1つにしてみてください

著者

Finasee編集部
金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。
この記事は役に立ちましたか?
  • よく分かった (10)
  • 難しかった (0)

このページをシェアする

  • Lineにシェア
  • はてなブックマークにシェア

あわせて読みたいRecommend

参考サイト
もっと情報をキャッチ!

読者アンケートでAmazonギフト券500円分プレゼント