Finaseeファンドランキング ネット証券人気ファンドMonthlyランキング

【2021年4月号】楽天証券 人気ファンドランキング トップ10

  • 公開日:2021.04.12

Editor's Eye

市場や業界の動向を踏まえ、金融機関等が毎月公表するランキングデータについて、トップファンドの概要やポイントを解説する記事シリーズ「Finaseeファンドランキング(FFR)」。本記事では、大手ネット証券会社、楽天証券の2021年3月購入金額ランキングトップ10について見ていきます。

2021年3月、楽天証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

1位は、先月に引き続きeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)だった。同ファンドは、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(指数込み・円換算ベース)に連動する投資成果を目指すファンドだ。「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2020」の第9位になっており、個人投資家の人気が高い。楽天証券での販売金額の多さも、それを裏付ける結果となっている。

3月の米国株式市場は、長期金利の上昇によって軟調な展開になる場面もあったものの、新型コロナワクチンの普及による経済正常化期待や、バイデン政権による1.9兆ドル規模の追加経済対策によって堅調だった。

S&P500種株価指数も4,000ポイントに迫り、過去最高値を更新した。このように、米国株式市場が堅調な展開だったので、2月に続きeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)への資金流入が続いたと考えられる。

3月のランキングトップ10では、外国株式型のファンドが8割を占めている。2020年度は外国株式で運用するファンドに過去最大の5兆円の資金が流入した。中でもとくに米国株の人気が高い。新型コロナウイルスの感染拡大が進む中でも、米国株をけん引するマイクロソフトやアップルといった主力ハイテク銘柄の上昇期待が強いからだ。

たとえば、ランキング7位のiFreeレバレッジ NASDAQ100は、米国のNASDAQ100指数に連動することを目指すファンド。NASDAQ100指数とは、ナスダック市場に上場する金融を除く時価総額100銘柄の時価総額加重平均によって算出される株価指数。米国ハイテク株の動向を示す指数として注目されている。

米国金利上昇によって相対的な割高感が意識されやすいハイテク株は、2月中旬から上値の重い展開が続いている。4月も引き続き人気を集めるかどうかに注目している。

楽天証券の3月のランキングでは、インデックスファンドが多くなっている。個別銘柄を選別するアクティブファンドに比べ、インデックスファンドは保有コストである信託報酬が低いのが特徴だ。

楽天証券は2020年12月に500万口座を突破し、新規で口座開設をする人が増えている。新規口座開設の76.7%は40代以下の若い世代で、つみたてNISAなどを通じて長期での資産形成を行っている投資家が多い。

楽天証券における投資信託の保有者数は、2020年9月末時点で前年同期比69.8%増と大幅に増えている。長期投資においては保有コストである信託報酬の影響が大きくなるので、信託報酬の低いインデックスファンドの人気が高くなっていると考えられる。

この記事は役に立ちましたか?
  • よく分かった (3)
  • 難しかった (0)

このページをシェアする

  • Lineにシェア
  • はてなブックマークにシェア

あわせて読みたいRecommend

著者

山下 耕太郎 金融ライター/証券外務員1種
山下 耕太郎
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。ツイッター@yanta2011

関連コラムRelated

参考サイト
もっと情報をキャッチ!

あなたに最適なIFA(資産アドバイザー)を見つけるならFinasee(フィナシー)× 資産運用の無料相談窓口

あなたに最適なIFA(資産アドバイザー)を見つけるならFinasee(フィナシー)× 資産運用の無料相談窓口