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【2021年4月号】三菱UFJ銀行 人気ファンドランキング トップ10

  • 公開日:2021.04.21

Editor's Eye

市場や業界の動向を踏まえ、金融機関等が毎月公表するランキングデータについて、トップファンドの概要やポイントを解説する記事シリーズ「Finaseeファンドランキング(FFR)」。本記事では、三菱UFJ銀行の2021年3月購入金額ランキングトップ10について見ていきます。

2021年3月、三菱UFJ銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

三菱UFJ銀行の3月販売ランキング1位はeMAXIS日経225インデックスだった。日経平均株価(日経225・配当込み)と連動する投資成果を目指して運用を行うファンドだ。

日経平均株価は2月に3万円の大台を突破。3月は中旬に4日間で1,800円超下落する場面があったものの、3月末は29,178.80円としっかりの展開だった。eMAXIS日経225インデックスの3月の基準価額も前月比+1.3%となり、堅調であった。

3月は、日経平均に連動するインデックスファンドが3本(1位・4位・10位)ランクインしており、三菱UFJ銀行では日経平均株価に着目する顧客が多いと考えられる。4月も日経平均株価に連動するインデックスファンドが上位にくるか注目だ。

三菱UFJ銀行の3月ランキングには「eMAXISシリーズ」が多い。eMAXISシリーズは三菱UFJ国際投信のインデックスシリーズだ。インターネットバンキング専門で、申し込み手数料0、保有コストである信託報酬が低い、多彩なラインアップなどが特徴だ。

同シリーズはインターネット上での個人投資家の人気も高く「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」では、トップ10のうち5本を占めている。

他社がより低い信託報酬を打ちだせば追随して引き下げるなど、業界最低水準のコストを実現していることが人気の秘密だ。また、国内外の株価指数(日経平均株価やNYダウ)だけでなく、REIT(不動産投資信託)やバランス型など種類が豊富だ。

eMAXISシリーズは4月12日に純資産総額が1兆円の大台を突破した。旺盛な資金流入が続いているので、4月も三菱UFJ銀行の販売ランキング上位に多くのファンドがランクインするだろう。

ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド(愛称:クアトロ)が先月の1位から2位に後退した。同ファンドは様々な資産へ分散投資し、市場環境に応じて資産配分を機動的に変更。下落リスクを低減させながら「負けない運用」を目指すファンドだ。3月末の資産構成は、以下の通り。

株式 25.4%
債券 36.2%
オルタナティブ 16.8%
キャッシュ・短期金融商品 21.5%

特徴的なのはオルタナティブ投資だろう。主に買いと売りを組み合わせる「ロング・ショート戦略」を行っている。買い売りの両方のポジションを持つことにより、どのような相場環境でも利益を狙う手法だ。

3月の運用成績は-0.39%と振るわなかった。しかし、ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンドは192億円の資金流入となった。モーニングスターの集計(3月)によると、同ファンドのような「バランス型」には837億円の資金が流入し、6カ月ぶりの流入超過となっている。

バランスファンドの人気が高まってきているので、4月に再び販売ランキングトップに返り咲くかどうかに注目している。

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著者

山下 耕太郎 金融ライター/証券外務員1種
山下 耕太郎
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。ツイッター@yanta2011

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