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【2021年4月号】資金流出入額(6カ月累計)・純資産残高トップ10ファンド

  • 公開日:2021.05.07

Editor's Eye

市場や業界の動向を踏まえ、投資信託評価会社等が毎月公表するランキングデータについて、トップファンドの概要やポイントを解説する記事シリーズ「Finaseeファンドランキング(FFR)」。本記事では、評価会社三菱アセット・ブレインズが毎月リリースする「MABアナリスト・アイ 投信マーケットの動き」から6カ月累計の資金流出入額ランキング・純資産残高トップ10のデータを参照し、2021年3月は、投信マーケット全体でどんなファンドが目立った動きを見せたのかを探っていきます(データ提供:三菱アセット・ブレインズ)。

資金流入額トップ(過去6カ月)は、アセットマネジメントOneのグローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)だった。

3月の成績は-1.47%と振るわなかったものの資金流入が続き、純資産総額は1兆円の大台を超えた。

ESG(環境・社会・企業統治)に関連した投資信託は2020年に36本設定され、2019年の19本からほぼ倍増した。そして、ESG投信ブームのきっかけとなったのがこのグローバルESGハイクオリティ成長株式ファンドである。

同ファンドは2020年7月に設定され、当初設定額3,830億円(歴代2位)を集めたことで話題になった。そして1年経たないうちに1兆円の大台を突破し、純資産残高でトップになったのである。ESG投資に対する関心は高まっているので、4月以降も資金流入が続く可能性は高いだろう。

資金流出額トップは、日興アセットマネジメントのグローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)で、3位の隔月分配型と合わせて173億円の資金が流出した。同ファンドは株式や債券、不動産など複数の資産に分散投資するファンドだが、日本の株式と国内外の債券に先物を利用することで、実際の投資額の3倍相当を運用するのと同じ成果が得られる仕組みとなっている。

バランスファンドカテゴリーは3月に資金流入超となったが、「投資のソムリエ」など安定型に資金が集中し、同ファンドのような成長型のバランスファンドからは資金流出が続いている。ただ、同ファンドの3月のパフォーマンスは4.5%と堅調であった。2月の資金流出額210億円から3月は半減(114億)しており、4月は資金流出額がさらに減少するかどうかに注目だ。

3月の純資産残高トップは、グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)。同ファンドは1兆円の大台を突破し、2月に続いて首位をキープした。

そして、2月に3位だったピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)が2位に浮上した。3月はバリュー株に買いが入り、とくに配当利回りの高い銘柄が上昇したことで同ファンドの人気が高まったと考えられる。

同ファンドの3月の騰落率は+9.65%と高いリターンとなり、純資産総額も686億円増えている。そして、3月末の純資産総額は9,745億円となっており、グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)に続いて1兆円の大台を突破するかどうかに注目だ。

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Finasee編集部
金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。

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