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【2021年5月号】楽天証券 人気ファンドランキング トップ10

  • 公開日:2021.05.13

Editor's Eye

市場や業界の動向を踏まえ、金融機関等が毎月公表するランキングデータについて、トップファンドの概要やポイントを解説する記事シリーズ「Finaseeファンドランキング(FFR)」。本記事では、大手ネット証券会社、楽天証券の2021年4月購入金額ランキングトップ10について見ていきます。

2021年4月、楽天証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

楽天証券の4月買付金額1位はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)だった。同ファンドはS&P500種株価指数に連動することを目指すインデックスファンドである。買付手数料なしのノーロードファンドで、信託報酬も0.0968%と低いのが特徴である。

eMAXIS Slimシリーズは、「業界最低水準の運用コストを目指す」というコンセプトのもと、多くの投資家に支持され、2021年4月現在、ラインアップは13ファンドまで拡大している。そして、4月12日に合計の純資産総額が1兆47億円と、1兆円を突破した人気シリーズでもある。中でも最大の純資産総額を誇るのがこのeMAXIS Slim米国株式(S&P500)で3,713億円である。S&P500種株価指数は機関投資家の多くがベンチマークにする指標であり、個人投資家の注目度も高い。4月にS&P500種株価指数は過去最高値を更新しており、投資家の資金が向かった。5月も引き続きトップになるかどうかに注目だ。

外国株式に投資するファンドの人気が相変わらず高い。 外国株式ファンドは3月に約7,230億円の資金流入となり、4ヶ月連続で流入額が5,000億円を超えた。4月はNYダウや S&P500種価指数が過去最高値を更新する中、高水準の資金流入が続いたと考えられ、引き続き外国株式ファンドが投資信託の中心となっているのだ。

また、楽天証券のランキングでは、アクティブファンドよりもインデックスファンドの方が上位にランクインしている。インデックスファンドは信託報酬などの運用コストがアクティブファンドよりも安いことが特徴だ。信託報酬は投資信託を管理運用してもらうためのコストとして、投資信託を保有している間に投資家が支払い続けるコストだ。楽天証券では長期での資産形成を行っている若年層が多く、運用コストである信託報酬が安いファンドを選ぶ傾向が強いと考えられる。

9位にダイワJ-REITオープン(毎月分配型)がランクインしている。

REITは、2月に引き続き3月もリターンがトップ(5.2%)となり、国内株式(5.1%)や外国株式(4.1%)を上回った。4月の東証REIT指数は約2.5%の上昇となり、若干パフォーマンスは落ちたものの堅調に推移している。ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)は、国内REITファンドの中でも純資産額が最大規模。そして、2021年3月末時点での1年間の資金流入額が1,368億円とトップだった。

堅調な国内REIT市場を背景に、5月も資金流入が続くかどうかに注目している。

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著者

山下 耕太郎 金融ライター/証券外務員1種
山下 耕太郎
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。ツイッター@yanta2011

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