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【2021年5月号】野村証券 人気ファンドランキング トップ5

  • 公開日:2021.05.19

Editor's Eye

市場や業界の動向を踏まえ、金融機関等が毎月公表するランキングデータについて、トップファンドの概要やポイントを解説する記事シリーズ「Finaseeファンドランキング(FFR)」。本記事では、大手対面証券会社、野村証券の2021年4月購入金額ランキングトップ5について見ていきます。

2021年4月、野村証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

野村証券の4月買付金額トップは「野村インデックスファンド・日経225」だった。同ファンドは、日経平均株価の値動きに連動するように運用する投資信託。このファンド1つでファーストリテイリングやソニー、ソフトバンクグループなど日本を代表する企業に投資できる。国内株式型ファンドは、3月に約350億円の資金流入となり、約1年ぶりに資金流入超に転じた。アクティブファンドからの資金流出は続いているが、インデックスファンドがけん引しているのである。同ファンドは3月も野村証券の買付金額トップになっており、今後も人気が継続する可能性は高い。5月も買付金額トップになるかどうかに注目だ。

外国株ファンドが3本、日本株ファンドが2本ランクインしている。これは3月と同じだ。そして「フィデリティ・世界割安成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし)」が4位から2位になっている。同ファンドは日本を含む世界の株式に投資する投資信託。そして、企業の長期的な成長力と株価の割安度に着目して銘柄を選定している。3月31日時点の組入銘柄上位は、以下の通り。

1.シンクロニー・ファイナンシャル(米国) 2.9%
2.アンセム(米国) 2.3%
3.中国石油化工(中国) 2.0%
4.アムジェン(米国) 2.0%
5.石油天然ガス公社(中国) 2.0%

そして、3月末時点のパフォーマンスは以下のようになっている。

1カ月 7.03%
3カ月 16.63%
6カ月 34.87%
1年  65.17%

3月はバリュー株(割安株)が買われたので、同ファンドのパフォーマンスも好調だった。良好なパフォーマンスを背景に、野村証券での販売ランキングも上昇したと考えられる。
グロース株からバリュー株の流れは続いており、5月もランキング上位に入る可能性は高いだろう。

4位に「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」がランクインしている。同ファンドは、世界の株式の中から「ゼロ・コンタクト・ビジネス(非接触ビジネス)」を行う企業に投資する投資信託だ。業種別比率で見るとソフトウェア・サービスが45.7%(3月末時点)となっている。3月は米長期金利の上昇によって、ソフトウェア・サービスの株価は冴えなかった。同ファンドも3月はー9.45%と大きなマイナスとなっている。しかし、押し目で買った投資家が多かっことで、野村証券の4月ランキング上位に入ったと考えられる。4月の月間パフォーマンスは+6.31%と持ち直している。5月も販売ランキング上位に入るかどうかに注目している。

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著者

山下 耕太郎 金融ライター/証券外務員1種
山下 耕太郎
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。ツイッター@yanta2011

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