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【2021年5月号】みずほ証券 人気ファンドランキング トップ10

  • 公開日:2021.05.20

Editor's Eye

市場や業界の動向を踏まえ、金融機関等が毎月公表するランキングデータについて、トップファンドの概要やポイントを解説する記事シリーズ「Finaseeファンドランキング(FFR)」。本記事では、大手対面証券会社、みずほ証券の2021年4月購入金額ランキングトップ10について見ていきます。

2021年4月、みずほ証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

みずほ証券の4月販売金額1位は「グローバル・エクスポネンシャル・イノベーション・ファンド」だった。同ファンドは4月26日に新規設定されたファンドで、SDGs(持続可能な開発目標)を社会課題として捉え、その解決が期待される銘柄に投資。個別銘柄の選定においては、米国のアーク社から助言を受けている。そして、同ファンドのモデル・ポートフォリオは以下の通りである。

1.テスラ(米国)
2.スクエア(米国)
3.TSMC(台湾)
4.テラドックヘルス(米国)
5.BYD(香港)

同ファンドは設定日残高が過去3番目の2,860億円となり、話題を集めた。みずほ証券でも販売に力を入れ結果、ランキング1位になったと考えられる。

3月に続き、海外株式型ファンドの人気が高い。上位10ファンド中、7つが海外株式ファンドとなっている。そして、2位になったのが「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(愛称:未来の世界(ESG))」だ。3月末時点の純資産総額は1兆290億円と、1兆円を超える国内最大規模のファンドだ。かつての1兆円ファンドは毎月分配型が多かったが、同ファンドは原則として分配金をださずに、運用益を再投資して資産の成長を目指す。

年金のように分配金を受け取れる毎月分配型のニーズは高齢者を中心に高いが、これから資産形成をしようと考えている若い世代にとっては、分配金を頻繁にだすファンドよりも、再投資して複利効果が期待できる同ファンドの方が有利だ。また、個人投資家にもESG投資への関心が高まっているので、5月もランクインする可能性は高いだろう。

9位にREIT型ファンドである「新光 US-REITオープン(愛称:ゼウス)」がランクインしている。同ファンドは米国市場に上場しているREIT(不動産投資信託)に投資するファンドで、かつては1兆円を超える純資産総額を誇っていた。しかし、海外REITファンドは「たこ足分配」と呼ばれるような運用益を上回る分配金をだし、長期の資産形成に向かないとの批判から解約が多くなった。そして4月5日時点の純資産総額は約4,606億円まで減少している。ただ、4月5日時点のパフォーマンス(騰落率)は、以下の通り好調だ。

1カ月 12.3%
3カ月 21.9%
6カ月 16.2%
1年 41.1%

3月は米国REITのパフォーマンスが好調だった。米国の景気回復期待が高まったことや、円安・ドル高が進んだからだ。その結果、みずほ証券でも人気が高まったと考えられる。5月以降も人気が継続するかどうかに注目している。

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著者

山下 耕太郎 金融ライター/証券外務員1種
山下 耕太郎
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。ツイッター@yanta2011

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