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【2021年5月号】広島銀行 人気ファンドランキング トップ10

  • 公開日:2021.06.01

Editor's Eye

市場や業界の動向を踏まえ、金融機関等が毎月公表するランキングデータについて、トップファンドの概要やポイントを解説する記事シリーズ「Finaseeファンドランキング」。本記事では、地銀カテゴリーのうち、広島県広島市に本店を置く大手地方銀行、広島銀行の2021年4月購入件数ランキングトップ10について見ていきます。

2021年4月、広島銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。


広島銀行の4月販売件数1位は、「投資のソムリエ」だった。同ファンドは、国内・先進国・新興国の株式と債券、そして国内・先進国のREITに分散投資するバランスファンドである。市場でリスクが高まった場合は、組入資産を現金や安定資産に入れ替える「機動的配分戦略」を行い「大きく負けない運用」を目指すのが特徴だ。同ファンドは、コロナショック時の2020年3月にプラスリターンを確保したことで、投資家の関心が集まった。そして、その後に資金流入が続き、2021年4月には純資産残高が5,000億円を突破した。広島銀行では3月に続いて4月も販売件数1位となっており、同ファンドの人気は高いことがわかる。

ただ、4月の騰落率は-0.15%となり、3カ月リターンも-0.55%となっている。外国株式ファンドなどに比べてパフォーマンスは劣っているが、5月も広島銀行のランキング1位になるかに注目だ。

広島銀行の4月販売件数上位には、アクティブファンドが多い。そして、2位の「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」は、3月の6位から順位を上げているのが印象的だ。同ファンドは、主に世界の高配当利回りの公益株(電力・ガス・水道・通信など)に投資する毎月分配型ファンドである。4月は世界の株式市場が上昇する中、世界の公益株も上昇。同ファンドの4月の騰落率は2.49%だった。分配金を毎月受け取りたいという投資家のニーズは依然として高く、同ファンドのような高配当銘柄に投資する投資信託の人気が継続する可能性は高いだろう。

「グローバル3倍3分法ファンド(隔月分配型)」は、3月の4位から順位を落としているものの、4月も9位にランクインしている。しかし、「グローバル3倍3分法ファンド(隔月分配型)」は、過去6カ月の資金流出額(4月末時点)が投資信託全体で2位となっている。そして、同シリーズの「グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)」が1位となっていて資金流出が止まらない。「グローバル3倍3分法ファンド」シリーズは、コロナショック前の2020年2月に2つのコース合計で純資産残高が約6,763億円に達していた。しかし、2020年5月に資金流出に転じてから2021年4月になっても資金流出が止まらないのだ。

広島銀行では3月に引き続き、4月も販売件数上位に同ファンドが入っていることから、こうした全体の流れに逆らうものだ。ただ、4月末の騰落率は以下のようになっている。

1カ月 2.71%
3カ月 5.25%
6カ月 21.60%
1年  34.39%

コロナショック時に日米の株価指数を上回る下落率となったことから、同ファンドからの資金流出が止まらない。しかし、すでにコロナショック前の基準価額は超えていて、最近のパフォーマンスは良好だ。直近の成績を見れば、広島銀行の販売姿勢は正しいといえるだろう。

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著者

山下 耕太郎 金融ライター/証券外務員1種
山下 耕太郎
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。ツイッター@yanta2011

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