「日本最大の金融機関」は夢物語か? 独立系金融アドバイザー、JAMに聞く【後編】

「日本最大の金融機関」は夢物語か? 独立系金融アドバイザー、JAMに聞く【後編】

  • 公開日:2021.06.11

Editor's Eye

中立的な立場から金融商品の提案・アドバイスを行う存在として注目が高まる資産アドバイザー、IFA(Independent Financial Advisor:独立系ファイナンシャルアドバイザー)。中でも、東京・大手町に拠点を構えるIFA法人、Japan Asset Management(JAM)は業界内外を問わずさまざまなメディアに登場する注目IFAだ。前編「資産運用ビジネスは『ブルーオーシャン』 IFA法人JAMの目指す姿とは」に続き、新サービス「JAM WRAP」の詳細や今後の展開について代表の堀江智生氏に聞いた(掲載情報は全て2021年5月31日現在のもの)。

2021年秋リリース予定のオリジナルラップ口座「JAM WRAP(ジャムラップ)」は、投資一任契約に基づき、専担者によるヒアリングや運用、アフターフォローを含めて破格の手数料1%以下で提供するラップサービスで、発表時は業界でも話題を集めた。株取引手数料無料の株取引アプリ「STREAM」等で知られるフィンテック企業Finatext傘下、スマートプラスの「Digital Wealth Manager」を基盤とし、売買取引の自動化によってコスト抑制に成功したという。

「ラップの仕組み自体は優秀で、日本人の気質にもマッチする優良な商品。しかも市場規模も9兆円とチャレンジする価値がある。ネックはコストだけだ」。低コストのオリジナルのラップサービスは、創業の頃からの堀江氏の悲願だった。1%以下という手数料水準とオリジナルのインターフェース、双方を実現できる提携先が現れ、やっと実現した格好だという。

「価格破壊というと、短期的には脅威に見えるかもしれませんが、2%、3%といった手数料ではラップ口座の裾野は広がりません。“革命”を起こすために1%以下という水準は必須で、自信を持って世に出すサービスです。とはいえ、JAM WRAPを全ての顧客に勧めるつもりはないんです」。

Japan Asset Management 代表取締役社長 堀江智生氏

アフターフォローが不要なら債券で十分、投資一任に加えコミュニケーションにもニーズがあるならJAM WRAP、ETFも含め、顧客自身でポートフォリオの作り込みまでしたければ、楽天証券の管理口座コースを活用した売買手数料が低廉なオリジナル口座のJMA――といったふうに、同サービスはニーズに合った提案の一つにすぎないのだという。「ニーズに合わない商品を無理やり売ってしまった瞬間、合理性を欠いてしまう。それはJAMの価値を自ら毀損する行動で、それを自然と抑止する雰囲気が醸成されているのも、JAMの文化と言えるでしょう」。

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Finasee編集部
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