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【2021年6月号】auカブコム証券 人気ファンドランキング トップ5

  • 公開日:2021.06.09

Editor's Eye

市場や業界の動向を踏まえ、金融機関等が毎月公表するランキングデータについて、トップファンドの概要やポイントを解説する記事シリーズ「Finaseeファンドランキング(FFR)」。本記事では、大手ネット証券会社、auカブコム証券の2021年5月購入金額ランキングトップ5について見ていきます。

2021年5月、auカブコム証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

auカブコム証券の5月販売金額1位は、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」だった。同ファンドは、S&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指して運用を行うインデックスファンドだ。そして「eMAXIS Slim」は、購入時手数料無料のノーロードファンドで、業界最低水準の信託報酬を目指すインデックスファンドシリーズである。他のファンドがeMAXIS Slimよりも信託報酬が低い場合、その水準と同等の信託報酬に引き下げるのだ。「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」が年0.0938%という業界最低水準の信託報酬を打ちだしたときも、年0.0968%に引き下げた。このように、より信託報酬の低いファンドがでてきた場合、すぐに自社の信託報酬を下げる仕組みは、「より低いコストで長期運用したい」と考える投資家のニーズに応えたものである。

S&P500種株価指数は5月も過去最高値圏で推移している。好調なパフォーマンスと低コストによって、6月も「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」がランキング上位に入る可能性は高いだろう。

ランキング上位には、日本株を対象にしたファンドが多い。3位の「日経ノーロードオープン」は、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンド。5月10~14日週に、日経平均株価は前週末比4.3%と急落した。ただ、押し目買いの好機と見た投資家から同ファンドに買いが入り、資金流入額が226億円と、投資信託全体でトップとなった。auカブコム証券のランキング上位に日本株を対象にしたファンドが多いのは、日経平均株価が急落した場面で買いを入れた顧客が多かったからと考えられる。

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著者

山下 耕太郎 金融ライター/証券外務員1種
山下 耕太郎
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。ツイッター@yanta2011

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