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【2021年6月号】大和証券 人気ファンドランキング トップ10

  • 公開日:2021.06.14

Editor's Eye

市場や業界の動向を踏まえ、金融機関等が毎月公表するランキングデータについて、トップファンドの概要やポイントを解説する記事シリーズ「Finaseeファンドランキング(FFR)」。本記事では、大手対面証券会社、大和証券の2021年5月第5週購入金額ランキングトップ10について見ていきます。

2021年5月第5週、大和証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

大和証券の5月第5週買付金額1位は、「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」だった。同ファンドは、世界の株式の中からAI(人工知能)の進化・応用により、高い成長が期待できる企業に投資するアクティブファンド。4月末時点における騰落率は、以下の通り。

1ヵ月 5.4%
3ヵ月 6.5%
6ヵ月 40.8%
1年  108.6%

このように高いリターンをだしていることから、5月第5週の買付金額1位になったと考えられる。モーニングスターの集計によると、同ファンドの5月第5週資金流入額は全体で約88億円となり、投資信託全体でも4位だった。大和証券のランキングも、それを裏付ける結果となっているといえるだろう。

大和証券の5月買付金額ランキング上位には、毎月分配金型や予想分配金提示型ファンドが多い。予想分配金提示型ファンドとは、基準価額に応じて分配金の額をあらかじめ決めておくファンド。たとえば、ランキング5位の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」では、計算期末の前営業日の基準価額に応じて、以下の金額の分配金を行う。

11,000円未満 基準価額の水準等を勘案して決定
11,000〜12,000円 200円
12,000〜13,000円 300円
13,000〜14,000円 400円
14,000円以上   500円

毎月分配型ファンドの中でも、予想分配金提示型が増えてきている。通常の毎月分配型ファンドでは、運用成績が悪くても元本の一部を切り崩して分配金を支払う「タコ足分配」を行うファンドが多い。これは高い利回りを確保するためだが、見かけ上の利回りは高くても基準価額が下落し、投資した資金を取り崩すことになってしまう。それに対し、予想分配金提示型ファンドでは、分配ルールがはっきりしているので分かりやすいし、基準価額が一定水準を下回ると分配金をださないので、「タコ足分配」を防げる。毎月分配型の欠点を補ったファンドとして人気が高いのだ。

今後も、予想分配金提示型ファンドの人気は継続する可能性が高いだろう。

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著者

山下 耕太郎 金融ライター/証券外務員1種
山下 耕太郎
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。ツイッター@yanta2011

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