2021年5月、関西みらい銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」の概要

関西みらい銀行の5月販売金額1位は、「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」だった。同ファンドは国内のREIT(不動産投資信託)に投資し、「東証REIT指数」に連動する投資成果を目指す。5月末時点の騰落率は、以下の通り。

1カ月 0.6% 3カ月 7.9% 6カ月 24.6% 1年  25.9%

5月は優れなかったが、今年に入ってからのパフォーマンスは好調だ。2020年3月のコロナショック以降、東証REIT指数は日経平均株価などの株価指数に比べて戻りが鈍かった。しかし、2021年3月に心理的節目の2,000ポイント台を回復。5月6日には2,098.07ポイントまで上昇した。6月に入っても東証REIT指数は堅調に推移しており、6月15日には2,167.90ポイントまで上昇している。好調なパフォーマンスを背景に、6月も関西みらい銀行のランキング上位に入るかどうかに注目だ。

全体を見て:REIT型ファンドが2つランクイン

REIT型ファンドが、2つランクインしている(1位と4位)。4位の「ニッセイ世界リートオープン(毎月決算型)」は、日本を除く世界各国の金融商品取引所に上場しているREIT(不動産投資信託)を主要対象とするファンドだ。ただし、国・地域別組入比率を見ると、米国が72.9%と7割強を占めている。同ファンドは毎月決算型であるが、2021年4月に分配金を50円に引き下げた(1万口当たり、3月までは80円)。その結果、純資産総額が4月末の1,206億円から5月末の1,184億円に減少した。関西みらい銀行の5月ランキングでは4位にランクインしたが、6月以降も上位になるかどうかに注目だ。