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【2021年7月号】横浜銀行 人気ファンドランキング トップ5

  • 公開日:2021.07.29

Editor's Eye

市場や業界の動向を踏まえ、金融機関等が毎月公表するランキングデータについて、トップファンドの概要やポイントを解説する記事シリーズ「Finaseeファンドランキング」。本記事では、地銀カテゴリーのうち、神奈川県横浜市に本店を置く大手地方銀行、横浜銀行の2021年6月購入件数ランキングトップ5について見ていきます。

2021年6月、横浜銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

横浜銀行の6月販売件数1位は、「eMAXIS 日経225インデックス」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)(配当込み)と連動する投資成果を目指して運用をおこなうインデックスファンドである。6月末時点の騰落率は以下の通り。

1カ月 -0.2%
3カ月 -1.3%
6カ月 5.4%
1年  30.6%

このように直近のパフォーマンスはさえないが、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、日経平均が下落するときに買いが入る傾向にある。7月に入り、日経平均株価は上値の重い展開が続いている。しかし、株価が下落する局面では同ファンドに買いが入ると考えられるので、7月もランキング上位に入る可能性は高いだろう。

横浜銀行の6月販売件数上位では、インデックスファンドが2本、バランスファンドが1本、アクティブファンドが2本ランクインしている。3位の「投資のソムリエ」は、国内・先進国・新興国の債券と株式および国内・先進国のリートの8資産に分散投資し、「大きく負けない運用」を目指すバランスファンドである。4月に純資産残高が5,000億円を突破し話題となったが、6月末時点では5,651億円まで増えており、増加ペースが加速している。6月末時点の騰落率は、以下の通りである。

1カ月 0.95%
3カ月 0.90%
6カ月 0.46%
1年  2.22%

外国株式ファンドなどに比べてパフォーマンスは優れないものの、2020年3月のコロナショック時でもプラスリターンを確保したことから、安定した運用成績を望む投資家からの人気は高い。7月も横浜銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

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著者

山下 耕太郎 金融ライター/証券外務員1種
山下 耕太郎
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。ツイッター@yanta2011

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