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最終更新:2019年11月14日

積立額が多いほど節税に!iDeCo(イデコ)掛け金の上限額は?

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積立額が多いほど節税に!iDeCo(イデコ)掛け金の上限額は?
東 雄介 ライター

この記事は5分で読めます

DeCo(イデコ)では、積み立てるお金が多いほど税金が安くなるので、なるべく多い金額を積み立てた方がお得になります。iDeCoの場合、職業によって掛け金(毎月積み立てるお金)の上限が決まっており、最大で月6万8000円まで掛け金を増やせる人もいます。
今回は、誰がいくらまで掛け金を増やせるのかを解説します。

結論(この記事のポイント)
  • iDeCo(イデコ)の掛け金の上限は、職業によって決まっている
  • iDeCo(イデコ)の掛け金の平均額は、会社員なら約1万~1万6000円
  • 小さく積み立てても続ければ大きく育つのがiDeCo(イデコ)の魅力
目次を開く

「職業」によってiDeCo(イデコ)の掛け金は違ってくる

会社員は月額で最大2万3000円まで掛けられる

毎回積み立てるiDeCo(イデコ)の掛け金の額。これが案外、悩みのタネです。老後資金を増やしたいのはやまやまでも、無理して増やしても家計を圧迫しますし、かといって少なすぎると老後資金は増えず、節税効果も薄くなります。「みんな、どのくらいの掛け金にしているんだろう?」。そこが気になるところですよね。

まず覚えてほしいのは、その人の職業によって掛け金が決まっているということです。会社員か、自営業者か、公務員か、専業主婦(夫)か。会社員も、勤務先が企業型確定拠出年金(企業型DC)に加入しているかいないかでも、掛け金の上限は変わります。

職業別に掛け金の上限額を整理すると、次のようになります。

上限額が一番大きいのは、自営業者やフリーランスの人。その金額は年81万6000円(月6万8000円)にもなります。

次にたくさん掛けられるのは、専業主婦(夫)と、勤務先に企業型DCがない会社員。年27万6000円(月2万3000円)が上限です。

その次が企業型DCに加入している会社員で、年24万円(月2万円)です。

上限額が一番少ないのは、公務員と確定給付企業年金(DB)に加入している会社員で、年14万4000円(月1万2000円)までとなっています。

会社員の場合、「自分が働いている会社にDC・DBの制度があるかどうかわからない」という人は、人事や総務などの担当部署に確認してみましょう。会社によっては企業型DCとiDeCoの併用を認めているところも。こちらも要確認です。

職業によって異なる掛け金の限度額(上限額の多い順)
iDeCo(イデコ)加入者の職業 掛け金の上限額
自営業者など 年81万6000円
(月6万8000円)
専業主婦(夫) 年27万6000円
(月2万3000円)
会社員
(企業型DC(確定拠出年金)に加入していない)
年27万6000円
(月2万3000円)
会社員
(企業型DC(確定拠出年金)に加入している)
年24万円
(月2万円)
公務員 年14万4000円
(月1万2000円)
会社員
(DB(確定給付企業年金)に加入している)
年14万4000円
(月1万2000円)

自営業者や主婦(夫)のiDeCo掛け金の上限はなぜ高い?

「会社員と自営業者、どうして掛け金の上限に大きな差があるの?」と不思議に思いませんか。「自分は会社員だけどもっと掛け金を増やしたいな」と思った方もいるかもしれません。

でも、これには理由があるんです。厚生年金のある会社員に対して、自営業者や主婦(夫)がもらえる公的年金は、国民年金だけ。会社員に比べると、もらえる公的年金がだいぶ少なくなります。その分、自営業者や主婦(夫)は、自分で年金をつくる必要がある。だからiDeCoの掛け金の上限額も多くなっているというわけです。

みんなはいくら積み立てているの?iDeCo(イデコ)掛け金の平均額を比較

会社員は月額平均で1万円~1万6000円の掛け金を出している

これでiDeCo(イデコ)の掛け金の上限は、わかりました。ただし、注意してください。必ずしも上限いっぱいまで掛け金を増やす必要はありません。家計と相談しながら、老後まで毎月払っても無理のない金額に、掛け金を設定しましょう。

そこで気になるのは「みんな、どのくらいの掛け金にしているんだろう?」という疑問。参考になるデータがありました。平成31年4月時点におけるiDeCo加入者の掛け金の平均額(「iDeCo公式サイト」発表)です。それによると、

  • 会社員(企業年金なし):月1万6082円
  • 会社員(企業年金あり):月1万671円
  • 公務員:月1万971円
  • 自営業者:月2万7174円
  • 専業主婦(夫):月1万5210円

となっています。

ざっくりまとめると、会社員は1万円~1万6000円ほど、公務員は上限額ギリギリ、専業主婦も会社員並みの掛け金をiDeCoに回しているようです。公務員が上限ギリギリまで利用しているのは、iDeCoの掛け金が節税に有効的だと知っているからかもしれませんね。

毎月のおこづかいの半分を30年間iDeCo(イデコ)で積み立てたら、どれだけ増えるの?

夫婦で積み立てると老後資金は30年で1000万円超に!?

iDeCo(イデコ)の掛け金の上限額を知って、「たったそれだけの額しか積み立てられないの?」と思う人もいるかもしれません。また、掛け金の平均額を知って「1万円を出すのも厳しい家計なのに……」と頭を抱える人もいるでしょう。

でも、思い出してください。iDeCoは60歳までコツコツ積み立てるものです。おこづかいの一部を回す程度の掛け金だとしても、それを数十年続けたとしたら、どれだけのお金に育っていることか。ここで、ちょっとシミュレーションしてみることにしましょう。

ここでは仮に、おこづかいの半分をiDeCoに回す、とします。明治安田生命「2019年『家計』に関するアンケート調査」によると、夫婦のおこづかいの平均は夫が毎月3万7774円、妻が毎月1万8386円です。その半分を掛け金とするなら、夫は毎月1万8887円、妻は毎月9193円が掛け金になります。

積立期間は30年間に設定します。さらに、積立の効果をイメージしやすくするために年利回りは0%、掛け金を積み立てたのみの総額を計算しました。

毎月1万8887円を積み立てた夫、毎月9193円を積み立てた妻。30年後、その総額はいくらになっていると思いますか? 正解は……、

おこづかいの半分を30年間、iDeCo(イデコ)で積み立てるとこれだけ増える!(年利回り0%の場合)
積立期間
(年)
夫の積立額
(月1万8887円)
妻の積立額
(月9193円)
1年 226,644円 110,316円
5年 1,133,220円 551,580円
10年 2,266,440円 1,103,160円
15年 3,399,660円 1,654,740円
20年 4,532,880円 2,206,320円
25年 5,666,100円 2,757,900円
30年 6,799,320円 3,309,480円
  • 夫:679万9320円
  • 妻:330万9480円

です。まったく運用をせず、小さい掛け金をただ積み立てただけで、夫婦で合計1000万円を超える老後資金。iDeCoの実力が、おわかりいただけたのではないでしょうか。

夫婦のiDeCo(イデコ)節税効果は計180万円も!?

また、iDeCoの節税効果も小さくありません。例えば、実際のiDeCoの掛け金を夫(年収500万円の場合)が1万8000円、妻(年収300万円の場合)が9000円を出すとしましょう。その年の掛け金の所得控除による節税効果は夫が4万3200円、妻が1万6200円。もしこれが30年分続くとなると、夫の節税額は129万6000円、妻の節税額は48万6000円です。つまり、夫婦で合計約180万円もの節税が期待できるのです。

なお、iDeCoの掛け金を増やすのは、家計が安定してからでかまいません。一度決めた額でも、『これは続けられそうにないな』と思ったら、無理せず変更するのがおすすめです。iDeCoの掛け金は、毎年1回は変更できます。家計と相談しながら、増やしたり、減らしたり。多くてもいい、少なくてもいい。自分にあったペースでコツコツ続けていくことが、iDeCoでは何よりも大切なんです。

iDeCo(イデコ)の掛け金の上限は職業によって大きく違います。
「上限いっぱいまで積み立てるのは大変...」という方は、しばらくは少ない額でコツコツ続けていくのがおすすめです。余裕が出てきたら、無理のない範囲で積立額を増やしていきましょう。

合わせてこちらもチェック!

iDeCoの金融機関や商品を比べてみよう

どこで
口座開設したらよいの?

iDeCo(イデコ)は一人一口座しか持てないため口座選びが重要。でも、多くの金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、分かりやすい基準として、iDeCo専門サイトNo.1の「iDeCoナビ」でよく見られている金融機関と、独自サービスがある注目の金融機関をご紹介します。

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