いくらかかる? 各社のロボアドバイザー手数料を徹底比較!

  • 公開日:2021.02.08
【2020年版】いくらかかる? 各社のロボアド手数料を徹底比較!
監修:松岡 賢治 マネーライター・ファイナンシャルプランナー
著者:吉田 祐基 ライター・編集者

お任せで投資ができてしまう「ロボアドバイザー」ですが、いざ始めようとなっても気になるのが手数料ですよね。実はサービスによって手数料は異なるんです。しかも色々な条件によって変わったりします。余計にわからなくなってしまいますよね。

そこで今回は手数料の違いが分かりやすくなるよう、各ロボアドバイザーサービスの手数料を徹底比較しました!

国内には20社程度のロボアドバイザーサービスがありますが、各サービスによって手数料が異なることはご存じでしょうか。

ユーザーに合った商品の提案までを行ってくれる助言型のロボアドバイザーは、基本的に無料で利用できます。そのため、提示される商品ごとの手数料に違いはあるものの、ロボアドバイザーを利用する手数料はだいたい同じです。

一方で、商品の買い付けや運用までお任せできる自動運用型のロボアドバイザーは、サービスごとにコストが異なります。後ほど詳しく紹介しますが、年率1%程度の利用手数料が運用期間中はずっとかかってくることになります。

助言型ロボアドバイザーは、基本的に無料で利用可能。自動運用型のロボアドバイザーは、年率1%程度の利用手数料がかかる。

では、実際にどの程度の手数料がかかるのでしょうか。主要なロボアドバイザーの手数料を比較してみました!

まずは自動運用型と助言型の主要なロボアドバイザーについて、手数料に焦点を当てて各サービスの違いを紹介していきたいと思います。

ウェルスナビ(WealthNavi)

ウェルスナビ(提供:ウェルスナビ)の利用手数料は、預かり資産の年率1.1%(税込)。ただ、3000万円を超える部分は0.55%(税込)となります。さらに「長期割」といって、ウェルスナビを続けた期間と運用金額に応じて6ヵ月ごとに手数料の割引が拡大するプログラムを実施しています。例えば長期割判定額が「50万円以上~200万円未満」なら0.01%、「200万円以上」なら0.02%ずつ、6ヵ月ごとに段階的に手数料の割引が拡大していきます。

長期割判定額手数料の割引幅
50万円以上~200万円未満0.01%(年率)
200万円以上0.02%(年率)

なおウェルスナビでは利用手数料とは別途、年率0.08%~0.13%程度のETF保有コストもかかっていることは覚えておきましょう(間接的に負担する手数料)。

サービス手数料その他
ウェルスナビ(WealthNavi)
提供:ウェルスナビ
0.99%~1.10%程度
(3000万円を超える部分は0.55%)
・長期割あり
・ETF保有コストあり(年率0.08~0.13%程度)

テオ(THEO)

テオ(提供:お金のデザイン)の利用手数料は預かり資産額の0.715%~1.100%(税込・年率)。手数料体系は、利用状況に応じて5段階のカラーが設定されており、以下のように最高で0.715%まで下がります。

カラー手数料(税込・年率)割引率カラー基準額
ホワイト1.100%--
ブルー0.990%10%OFF1万円以上50万円未満
グリーン0.880%20%OFF50万円以上100万円未満
イエロー0.770%30%OFF100万円以上1000万円未満
レッド0.715%35%OFF1000万円以上

とはいえ、0.715%の手数料が適用されるカラー基準額は1000万円以上。つまり、毎月の投資額が平均して1000万円以上だということを考えると、1万円以上50万円未満のカラー基準額で適用される0.990%の手数料が現実的なラインだと言えそうですね。

なお、テオは以前の最低投資金額は1万円でしたが、2020年4月7日正午以降の申し込みから10万円からに変更になりました。

サービス手数料その他
テオ(THEO)
提供:お金のデザイン
0.715%~1.100%程度
(3000万円を超える部分は0.55%)
運用額に応じて割引が受けられる

楽ラップ

楽ラップ(提供:楽天証券)には、「固定報酬型」と「成功報酬併用型」の2つの手数料コースが用意されています。固定報酬型はその名の通り、年率0.715%(税込)という一定の手数料が継続的にかかります。一方で成功報酬併用型は0.605%(税込)というコストに加えて、運用によって得た利益の5.5%(税込)が手数料として発生する仕組みです。

どちらのコースが得か損かは運用成績に左右されるわけですが、楽ラップの公式サイトを見ると1年間の収益率が2%を超えてくると、「固定報酬型」のほうがお得なようですね。

サービス手数料その他
楽ラップ
提供:楽天証券
0.715%(固定報酬型)「固定報酬型」と「成功報酬併用型」の2つの手数料コースあり
0.605%+運用益の5.5%(成功報酬併用型)

オンコンパス(ON COMPASS)

オンコンパス(提供:マネックス・アセットマネジメント)の利用手数料は年率1.0075%(税込)程度。2020年11月時点で割引等は用意されていません。

  • ※市場環境によって実質コストが想定される利用手数料を超える場合あり。
サービス手数料その他
オンコンパス(ON COMPASS)
提供:マネックス・アセットマネジメント
1.0075%程度-

ダイワファンドラップオンライン

ダイワファンドラップオンライン(提供:大和証券)の利用手数料は、預り資産の1.10%(年率・税込)。ただ、間接的に負担する手数料として、投資先の投資信託を保有するコスト(信託報酬)が年率0.11~0.34%(税込)程度かかります。2020年11月時点で割引等は用意されていません。

サービス手数料その他
ダイワファンドラップオンライン
提供:大和証券
1.10%程度-

スマートフォリオ(SMART FOLIO)

みずほ銀行が提供するスマートフォリオは、質問に答えることで許容できるリスクを診断。そして、診断結果にもとづいて資産配分モデルが提案され、みずほ銀行で取り扱いのある投資信託などが提示されます。ここまでの診断については、無料で利用できます。

なお提示される投資信託は、基本的にバランス型かもしくはインデックス型から選択可能。許容できるリスクが最も高い場合に提案される商品の運用中のコストは、バランス型が0.55%程度、インデックス型が0.20%程度となります。

サービス利用手数料(年率)その他
スマートフォリオ(SMART FOLIO)
提供:みずほ銀行
無料提案される投資信託の運用中のコストは低コストインデックス型が0.20%程度、 おまかせバランス型が0.55%程度

投信工房

松井証券の投信工房も、無料で利用できます。質問に答えると、ユーザーに合った資産配分などが提案されます。資産配分に基づいて提示される投資信託は、購入時の手数料が無料(ノーロード)で、運用中のコストが低い商品に厳選されています。許容できるリスクが最も高い場合に提案される投資信託の運用中のコストも0.37%程度です。

サービス利用手数料(年率)その他
投信工房
提供:松井証券
無料提案される投資信託の運用中のコストは0.37%程度

ポートスター(PORTSTAR)

低コストの投資信託として知られる「eMAXIS」シリーズを取り扱う、三菱UFJ国際投信のロボアドバイザー「ポートスター」も無料で利用できます。5つの質問に答えることで、「eMAXIS 最適化バランス」というバランス型の投資信託からユーザーに合った1本を提案してくれます。

  • ※eMAXIS 最適化バランスの運用中のコストは、年率0.55%程度。
サービス利用手数料(年率)その他
ポートスター(PORTSTAR)
提供:三菱UFJ国際投信
無料提案される投資信託の運用中のコストは0.55%程度

ここまで紹介してきたロボアドバイザーについて、改めて手数料をまとめてみました!

自動運用型
サービス利用手数料(年率)その他
ウェルスナビ(WealthNavi)
提供:ウェルスナビ
0.9900%~1.1000%程度
(3000万円を超える部分は0.5500%)
・長期割あり
テオ(THEO)
提供:お金のデザイン
0.7150%~1.1000%程度
(3000万円を超える部分は0.5500%)
運用額に応じて割引が受けられる
楽ラップ
提供:楽天証券
0.7150%(固定報酬型)「固定報酬型」と「成功報酬併用型」の2つの手数料コースあり
0.6050%+運用益の5.5000%(成功報酬併用型)
オンコンパス(ON COMPASS)
提供:マネックス・アセットマネジメント
1.0075%程度-
ダイワファンドラップオンライン
提供:大和証券
1.1000%程度-

表を見てもわかる通り、自動運用型の利用手数料は0.715%~1.100%程度。ウェルスナビやテオのように運用額や期間によって手数料が安くなる仕組みを導入しているところもあれば、楽ラップのように手数料の選択肢を設けているサービスもありますね。

助言型
サービス利用手数料(年率)その他
スマートフォリオ(SMART FOLIO)
提供:みずほ銀行
無料提案される投資信託の運用中のコストは低コストインデックス型が0.20%程度、おまかせバランス型が0.55%程度
投信工房
提供:松井証券
無料提案される投資信託の運用中のコストは0.37%程度
ポートスター(PORTSTAR)
提供:三菱UFJ国際投信
無料提案される投資信託の運用中のコストは0.55%程度
  • ※各運用中のコストは、許容できるリスク(リスク許容度)が最も高い場合に提案される商品(2020年11月4日時点)。

助言型は冒頭でもお伝えした通り、いずれも無料で利用できます。ただ、提案される投資信託の手数料は、各サービスによって異なります。

今回は手数料に注目して、大手のロボアドバイザーサービスをご紹介しました。

長期的な資産運用を行う上で、必ずかかってくる手数料はなるべく抑えたいもの。運用額や期間に応じて手数料が安くなるサービスもあるので、自分の投資スタイルに合ったロボアドバイザーを選ぶ際の参考にしてください。

  1. 助言型のロボアドバイザーサービスは基本的に無料
  2. 自動運用型のロボアドバイザーサービスは年率1%程度の利用手数料がかかる
  3. 運用額や期間によって手数料が安くなるサービスもあるので、自分の投資スタイルに合ったサービスを選ぼう

ロボアドバイザー、
どこで始めたらいいの?

いざロボアドバイザーを始めよう!と思っても、数あるサービスの中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持されているサービスをおすすめのポイントと共にご紹介します。

ロボアドシェアNo.1

WealthNavi
(ウェルスナビ)
  • 運用実績31.7%~76.9%※
  • NISA対応で、非課税枠で運用が可能
  • 最大10万円プレゼントキャンペーン実施中

※運用実績は、運用期間:2016年1月~2021年5月末を対象に、各社の期待リターンおよび想定リスクがもっとも低いポートフォリオの騰落率(%)~最も高いポートフォリオの騰落率。THEOのみ運用実績は月次リターンから算出した推計値

この記事の監修者

松岡 賢治 マネーライター・ファイナンシャルプランナー
松岡 賢治
シンクタンク、証券会社のリサーチ部門に在籍し、国内マクロ経済と債券市場のマーケットアナリストとして従事。1996年に独立し、1997年ファイナンシャルプランナー資格を取得。以後、ファイナンシャルプランナーとして活動する傍ら、ビジネス誌や経済誌を中心に日本経済、資産運用、投資をテーマにした記事の執筆を開始。著書に『ロボアドバイザー投資1年目の教科書』『豊富な図解でよくわかる! キャッシュレス決済で絶対得する本 』。

この記事の著者

吉田 祐基 ライター・編集者
吉田 祐基
各種金融系情報誌の編集・執筆業務を行うペロンパワークス所属。AFP/2級FP技能士。大手不動産情報サイト編集記者を経て入社。株・投資信託、保険などの編集・執筆を担当。
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