【2021年5月版】つみたてNISAのおすすめ銘柄は?徹底比較

  • 最終更新日:2021.05.25
  • 公開日:2019.11.26
著者:新井 宏之 Finasee編集部員

つみたて(積立)NISAのおすすめ口座は?徹底比較 つみたて(積立)NISAのおすすめ口座は?徹底比較

まなぶくんまなぶ
くん
つみたてNISAの対象商品は193本※もあるんだよね。『自分に合った投資信託を選んで』って言うけど、ここから選ぶのはけっこう大変...。
先生、どんな投資信託で積立をすればいいのか教えて
※2021年5月21日時点

新井先生新井先生はい! 初心者の方向けの投資信託がどういったものなのか、解説しますね!

投資信託を選ぶ前に注意したいのが、「つみたて(積立)NISAでは銘柄の変更に一定の制限がある」ということです。

つみたてNISAでは、iDeCo(イデコ)などでは許されている「スイッチング」(投資信託の入れ替え)ができません。
例えば、これまで積み立ててきたA商品をそのまま別のB商品に入れ替えることはできないんです。

つみたてNISAでは銘柄の変更に一定の制限がある

  • つみたてNISAの非課税枠(40万円)の範囲内で、A商品の積立を止めた後で、B商品の積立を始めるといった形で銘柄を変更することは可能です。

銘柄の変更に制限があるからこそ、つみたてNISAでは、最初にどんな銘柄を選ぶかが重要になってくるんです。

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つみたてNISAを運用する期間は人によって違いますが、運用期間中には、当然、よいときもあれば悪いときもあります。

もし短期間で運用した場合、買ったときの投資信託の基準価額よりもマイナスになる……というケースも十分に考えられます。そうなると、買った金額よりも戻ってくるお金が少なくなっていることもあり得るのです。

だからこそ、値下がりリスクが少ない銘柄を選ぶことが大切。値下がりリスクが少ない銘柄にはどんなものがあるのか、事前に知っておきましょう。

「世界中の資産に分散投資したファンド」を選ぼう

皆さんにおすすめしたいのが、「全世界」に投資することです。

投資信託の中には、日本にだけ、アメリカにだけ、という風に特定の国にだけ投資するものがあります。そのような投資信託だと、その国の経済・社会・政治などの情勢に依存してしまい、投資信託の基準価額にも大きな影響を受けることがあるんです。

例えば、アメリカに投資した場合を考えてみましょう。
今、アメリカのマーケットは過去最高とも言われている状況です。その分、今は投資した以上に大きな利益が出ていますが、もしマーケットの状況や景気が悪くなったりすると、タイミングによっては大きなマイナスになってしまう可能性もあるんです。

1つの国だけにとらわれず、全世界の複数の国に分散して投資をすることで、値下がりリスクを分散し、安定した運用を行うことができるようになります。

このような理由から考えると、全世界の株式に投資するファンドや、全世界の株式・債券・不動産などに投資するバランス型ファンドといった、「全世界に分散投資しているファンド」を選ぶのがおすすめといえます。

「インデックスファンド」を選ぼう

もう1つ、投資信託選びにおいて大事なことは、「インデックス運用」のファンドを選ぶことです。

そもそも投資信託の運用方法には「インデックス運用」(「パッシブ運用」とも呼びます)と「アクティブ運用」というものがあります。

インデックス運用とは、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)といった、投資の基準となる「指数(インデックス)」と連動して動く運用のことです。値動きが小さくなる傾向にありますので、“控えめな運用スタイル”と言えるかもしれません。

一方、アクティブ運用とは、その指数より値上がりするよう積極的に運用することを指します。まさに“アクティブに動く運用”というわけです。

インデックス運用とアクティブ運用

勝率を比較すると...インデックスファンドがアクティブファンドを圧倒

インデックス運用のファンドとアクティブ運用のファンドでは、リターン(ざっくり言うと「もうけ」のことです)でどれくらい差が出るのでしょうか?

「SPIVA 日本スコアカード」(2018年末時点)という第三者機関がまとめたデータをもとに、勝率を比べてみました。

例えば「日本の中小型株ファンド」の場合、1年のリターンでのインデックスファンドがアクティブファンドに勝つ割合は58.17%、3年で32.90%、5年で49.31%、10年で56.21%となっており、2つのファンドは拮抗しているといえますね。

一方、世界の株式に投資する「グローバル株式ファンド」の場合、1年のリターンでのインデックスファンドがアクティブファンドに勝つ割合は73.47%、3年で89.47%、5年で89.40%、10年で92.31%。その差は歴然。インデックスファンドがアクティブファンドを圧倒しているんです。

つまり、銘柄をカンタンに変更できない、つみたて(積立)NISAの特徴を考えると、勝率の高いインデックスファンドに絞って投資するのが賢い選択だということです。

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これまでお話しした「世界に分散投資しているファンド」「インデックスファンド」の中で、最もコスト(信託報酬)が安いつみたて(積立)NISAのファンドをランキングにまとめてみました。
信託報酬が低い分、リターンを高められる期待も高くなります。

つみたてNISA対象商品の中で最も信託報酬が低いのは?
「全世界」に投資するインデックスファンドTOP10
順位 ファンド名
運用会社
信託報酬
(年率・
税込)
純資産
総額
1位 SBI・全世界株式インデックス・ファンド
(愛称:雪だるま(全世界株式))
SBIアセットマネジメント
0.0682% 224.76
億円
2位 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
三菱UFJ国際投信
0.1144% 1,728.58
億円
3位 eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
三菱UFJ国際投信
0.1144% 35.75
億円
4 <購入・換金手数料なし>ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット) 
ニッセイアセットマネジメント
0.1144% 5.18
億円
5 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
楽天投信投資顧問
0.132% 922.35
億円
6 たわらノーロード 全世界株式
アセットマネジメントOne
0.132% 6.61
億円
7 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
三菱UFJ国際投信
0.154% 922.45
億円
8 たわらノーロード バランス(8資産均等型)
アセットマネジメントOne
0.154% 183.17
億円
9 Smart-i 8資産バランス 安定型
りそなアセットマネジメント
0.176% 24.70
億円
10 Smart-i 8資産バランス 安定成長型 
りそなアセットマネジメント
0.198% 29.21
億円
  • ※ランキング対象商品は金融庁ホームページ記載の資料より抜粋し「世界に分散しているファンド(日本、新興国含む)」であること、「インデックスファンドであること」を前提としている
  • ※信託報酬、純資産総額は2021年5月21日時点の数値。信託報酬の金額が同じ場合、純資産総額が大きいファンドを上位にしている
  • ※データ提供元:投資信託評価機関 株式会社モバイルサポート「見つかる!投資信託!シャプレ

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飯田 道子 ファイナンシャルプランナー
金融機関出身の独立系ファイナンシャル・プランナー(FP)。
FPの中でも国際資格であるCFPとして、数多くの大手メディアで執筆しているお金のプロ。
飯田 道子

ランキングTOP10の中で、投資・資産運用に詳しいファイナンシャルプランナーの飯田道子さんが特におすすめするファンドを3つピックアップして、その理由を解説してもらいました。

eMAXIS Slim バランス
(8資産均等型)

おすすめ

「国内債券」「先進国債券」「新興国債券」「国内株式」「先進国株式」「新興国株式」「国内不動産投資信託(REIT/リート)」「海外不動産投資信託」の8つの資産に均等に分散投資しています。その分散のバランス感や好成績などから人気があります。

【取扱販売会社】
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券

たわらノーロード 全世界株式

おすすめ

2019年7月に設定されたニューフェイス。
取扱会社は限られますけど、これからが楽しみなファンド。信託報酬は年率0.132%(税込)と非常に低いです。先進国および新興国の市場に広くわたって投資をしているので、バランスの良いファンドです。

【取扱販売会社】
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券

SBI・全世界株式インデックス・ファンド
(愛称:雪だるま(全世界株式))

おすすめ

日本株を含む全世界の株式に投資するファンド。
全世界の株式なので先進国はもちろん、これから発展が見込める新興国の株式にも投資します。信託報酬は年率0.0682%(実質負担0.1102%程度)と格安コストになっています。まんべんなく世界の株式に投資したいなら、こちらの投資信託がおすすめです。

【取扱販売会社】
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券

ここまで、ファイナンシャルプランナーの飯田さんおすすめのファンドを3つご紹介しました。気になるファンドは見つかりましたか?

ファンドを決めたら、次は金融機関選び

FPおすすめの3銘柄を全て購入できる金融機関は?

金融機関によって、購入できる銘柄は異なります。
つみたてNISA口座を開設できる金融機関は500を超えますが、飯田さんがおすすめする3銘柄全てを購入できる金融機関は、下記の5社に限られます。各社の特徴をまとめました。

SBI証券
購入
手数料
最低
積立金額
積立頻度 取扱
銘柄数
0円 100円~ 3種
(毎日、毎週、毎月)
174本
【SBI証券おすすめのポイント】
  • ・つみたてNISA対象銘柄の取扱数No.1
  • ・主要ネット証券No.1の最大手
  • ・投資信託保有残高に応じてTポイントが貯まる
楽天証券
購入
手数料
最低
積立金額
積立頻度 取扱
銘柄数
0円 100円~ 2種
(毎日、毎月)
170本
【楽天証券おすすめのポイント】
  • ・投資信託保有残高に応じて楽天ポイントが貯まる
  • ・更に、楽天カードで積立購入すると、楽天ポイントがダブルで貯まる
松井証券
購入
手数料
最低
積立金額
積立頻度 取扱
銘柄数
0円 100円~ 1種
(毎月)
170本
【松井証券おすすめのポイント】
  • ・信託報酬(運用時の手数料)が高い銘柄は、手数料の一部を毎月現金還元
  • ・他社からの乗り換え手数料を松井証券が負担
  • ・銀行口座から証券口座への引き落とし手数料が無料
マネックス証券
購入
手数料
最低
積立金額
積立頻度 取扱
銘柄数
0円 100円~ 2種
(毎日、毎月)
151本
【マネックス証券おすすめのポイント】
  • ・投資信託保有残高に応じてマネックスポイントが貯まる
  • ・マネックスポイントはAmazonギフト券やdポイントに交換できる
  • ・銀行口座から証券口座への引き落とし手数料が無料
auカブコム証券
購入
手数料
最低
積立金額
積立頻度 取扱
銘柄数
0円 100円~ 1種
(毎月)
157本
【auカブコム証券おすすめのポイント】
  • ・現物株式の取引手数料が最大5%割引になる

↓上記5社以外も掲載!編集部が選んだ「つみたてNISAにおすすめの金融機関」はこちら

合わせてこちらもチェック!

  • 「金融機関を選ぶ4つのポイント」と「おすすめの金融機関」を掲載。おすすめの理由も詳しく解説しています。

この記事の3つのポイント

  1. つみたて(積立)NISAの場合、銘柄は簡単には変えられないことに注意!
  2. 投資が初めてなのであれば、「世界に分散投資しているファンド」を選ぼう!
  3. 勝率の高い「インデックスファンド」に絞って投資しよう!

この記事の著者

新井 宏之 Finasee編集部員
新井 宏之
1級ファイナンシャル・プランニング技能士。編集制作会社・ネット証券等でマネー系の書籍・ムック・雑誌・WEBの編集制作に携わってきた。

どこで口座開設したらよいの?

いざつみたてNISAを始めよう!と思っても、数ある金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持されている5つの金融機関を、独自のサービスやおすすめ情報と併せてご紹介します。

  1. 口座開設数 1位

    SBI証券
    • 11ヶ月連続、口座開設数No.1!
    • 取り扱い銘柄数約170本!業界最多
    • Tポイントが貯まる・使える!
    • 100円から積み立てができる
  2. 口座開設数 2位

    楽天証券
    • 取り扱い銘柄数約170本!豊富なラインナップ
    • 楽天ポイントが貯まる!楽天カードを使うとお得な「二重取り」も
    • 100円から積み立てができる
  3. SBI、楽天と並ぶ人気ネット証券

    松井証券
    • 投資信託を預けるだけで毎月現金を還元!
    • 取り扱い銘柄数約170本!困った時は三ツ星評価のサポートで解決
    • 今なら総額1億円プレゼントキャンペーン実施中
  4. おなじみの銀行で口座開設

    イオン銀行
    • イオンの店頭&自宅から365日いつでも、対面で無料相談が可能
    • 独自のスコアを貯めると、普通預金の金利優遇が受けられる!
    • さらに、他行ATM入出金手数料などが無料になるサービスも
  5. 三菱UFJグループの安心感

    auカブコム証券
    • Pontaポイントが貯まる!
    • 100円から積み立てができる
    • NISA口座の継続年数に応じ、現物株式の売買手数料を最大5%割引!
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  • 初心者向けおすすめ本

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